国際報道 (ニュース)
今回の万博では、SDGs達成への貢献が目的の1つ。環境問題について各国がどのようなメッセージを伝えているか取材。環境先進国として知られるドイツ。循環経済をテーマに展示。環境への影響を最小限にして作られたスイスのパビリオンの建物。建物は特殊なプラスチックのフィルムで作られている。環境負荷が小さくリサイクルが可能。軽い素材のため、5つの巨大な球体でできているにも関わらず、外壁の総重量は450kgほど。パビリオンを設計した建築家のマヌエル・ヘルツさん。世界全体のエネルギー・資源使用量CO2排出量の30~40%が建築業界が占めているという。建築家こそが変化を求められているキーパーソンだと考えている。人間による自然破壊について伝えている国もある。ウズベキスタンは、アラル海の縮小について伝える展示がある。アラル海はかつて世界で4番目に大きく漁業で栄えた湖だった。しかし旧ソビエト時代、綿花栽培のためアラル海に流れ込む水を大量使用で水量が大幅に減った。今では面積はかつての約10分の1に。元の状態に戻すのは難しいと言われている。アラル海の展示を決めたのは、成果だけでなく、今起きている問題やその過程についても伝えるべきだからだという。