情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
今朝、政府専用機にのり羽田空港を出発された天皇皇后両陛下。2時間あまりのフライトをへて硫黄島へ到着された。硫黄島は太平洋戦争末期に激しい地上戦が行われ2万2000人近くの旧日本軍が犠牲となった玉砕の島。戦後70年となった平成27年、宮根さんも現地を取材した。この硫黄島について天皇陛下は65歳の誕生日会見で「多くの尊い命が失われました」「改めて心を寄せていきたいと思っております」とお話された。戦後80年という節目、両陛下はこのあと戦没者の遺族らとの懇談を行われる予定。この硫黄島には平成6年、当時天皇皇后両陛下だった上皇ご夫妻が初めて訪問され、天山慰霊碑などに拝礼され花を手向けられた。戦争体験者でもある上皇さまは、つねに異例の心をお持ちで、異例の旅で戦没や遺族と向き合う慰霊の旅では広島・長崎などを訪問された。その姿を間近でみてこられた天皇陛下は「戦争を体験していませんが、上皇・上皇后両陛下からも折に触れて戦時中のことについて伺う機会があり、平和を大切に思われる気持ちをしっかり受け継いで参りたい」と話された。昭和56年、21歳のときに広島の原爆慰霊碑で初めて慰霊された天皇陛下。皇太子時代の平成19年にはモンゴルを訪問し、旧ソ連により抑留中になくなった日本人の慰霊碑に献花された。3年前、天皇皇后両陛下は即位後初めて沖縄を訪問し、上皇ご夫妻のやり方と同様に戦没者慰霊から始められるなど平和への思いを大切にされてきた。戦後80年の節目に当たり、今年、沖縄・長崎・広島を訪れ慰霊される方向で調整されている。