イット! 4時トピ
完全養殖のウナギが世界で初めて一般向けに販売される。国会記者会館から中継で経済部・砂川萌々菜の解説。今回販売されるのは稚魚の育成から加工まで一貫して行う大分県の企業が手掛けたウナギ。国の指導を受け、2022年から完全養殖に取り組んできた。完全養殖とは卵から人工的に孵化させたウナギを親にして産卵させ、卵からさらに育てる技術。完全養殖は天然に頼らない持続可能な技術と言える。2010年に世界で初めて成功したが、コストをどう抑えるかが課題だった。稚魚1尾あたり約4万円かかっていた生産コストをこの10年で1800円程度に抑え、今回の試験販売にこぎつけた。完全養殖ウナギの価格は店舗で買う場合は1尾あたり4500円。一方、首都圏にある鮮魚店によると一般的な国産ウナギは約1700円~2500円、中国産は1000円前後とされていて、現時点では完全養殖の方が高い水準。設備にかかる費用などが価格に反映されているため割高な値段と言える。生産コストは1800円に下がってきたとはいえ、天然の約3倍の水準で、今後量産化することで将来は800円程度にまで抑えることを目標としている。
