モーサテ (ニュース)
7月分の毎月勤労統計調査によると実感がないとの声も聞こえはするが、実質賃金は上がっている。野村証券・森田京平さんがスタジオで「前年同月比2カ月連続でプラス。主因が夏のボーナス。今の段階で持続性が生じたと言い切ることはできない」と解説。「今の賃金増加は景気の強弱と関係ない動きで、人手不足など労働市場の環境変化を背景とする賃上げになっているのでは。景気の強弱の鏡として賃金を読むことは正しくない。賃金増加の背景は人手不足だけではない。構造的な動きとして賃上げは始まりつつある」と森田さんは話した。今日アメリカの雇用統計が発表される。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩さんは「前回から雇用は改善の見通しとなっており、今回の結果が市場予想程度であればマーケットは比較的落ち着いた反応が予想される。今回の雇用統計は特に相場を大きく動かす材料になると思う」と解説。