羽鳥慎一モーニングショー ニュースをわかりやすく 羽鳥パネル
視聴者からLINEで質問・意見を募集している。パネルコーナーはTVer・ABEMAで配信中。
富士山が噴火した場合約20~30cm以上の岩石が噴くことが想定され到達範囲は最大4km。御嶽山の噴火では約1kの範囲に飛散し63人が行方不明。また、溶岩流が流れ込み到達範囲は神奈川県内。伊豆大島の噴火では約1か月にわたり全島民が避難した。さらに、融雪型火山泥流が発生し、十勝岳の噴火では死者・行方不明は144人。
火山灰は非常に細かい粒子で直径2mm未満。カラス片や鉱物結晶からなり固くとがっている。火山灰は水を含むと固まる。富士山が最後に噴火したのが1707年で断続的に16日間噴火が続き降灰は房総半島まで降り注いだ。今回噴火した場合降灰は首都圏にも影響し新宿付近では3時間後に火山灰が降り始め15日後10cm程度積もる。降雨+30cm以上の降灰で木造家屋が倒壊する恐れがある。降雨時などで下水管や雨水管がつまり水があふれる恐れがある。浄水施設の処理能力を超えると水道水が飲めなくなったり断水する恐れがある。降雨+3mm以上の降灰で停電が発生する可能性がある。また、電話が通じにくくなる恐れがある。さらに、農作物が収穫できなくなる恐れがある。
乾燥時10cm以上の降灰・降雨時3cm以上の降灰で2輪駆動の車が走行不能。また、道路交通に支障をきたし物資の配送が困難になる。さらに、微量の降灰でも鉄道が運行できなくなる。道路・鉄道への影響で移動手段は徒歩に制限される。東日本大震災では北区こんなが首都圏全体で約515万人。専門家は「降灰中だと視界が悪くなるなど屋外の環境はよくないため基本的にはむりをせず屋内にとどまったほうがよい」と話した。
噴火後0.1mm以上の降灰が予想される場合火山灰注意報、3cm以上の降灰が予想される場合火山灰警報が出る。原則市町村単位で発表予定。降灰中は外出でずに自宅にとどまる。また、通気口やドアの隙間はタオルなどで塞ぎ、室外機にはカバーをかける。外出する場合は顔への密着性が高いマスクで口と鼻を覆い目はゴーグルや眼鏡で保護。処分が必要と想定される火山灰の量は約4億9000万立方メートルで東日本大震災の災害廃棄物の約10倍。富士山噴火への備えはマスク・ゴーグル・2週間程度の食料。