首都圏ニュース845 (ニュース)
ミュージカルの殿堂として知られる帝国劇場が建て替えのため、来月いっぱいで休館する。きょう、3代目となる新たな劇場の概要について劇場を運営する東宝が設計者である小堀哲夫とともに記者会見を開いて発表した。丸の内の帝国劇場は明治時代に開場した日本で初めての本格的な西洋劇場で1966年に開場した現在の2代目の劇場は再開発による建て替えのため来月いっぱいで休館する。発表によると新たな劇場のコンセプトは「THE VEIL」。緑の多い皇居に面した立地を生かして自然に包み込まれるようなイメージでロビーには自然光をふんだんに取り入れる設計にするという。また舞台と客席の向きを今のものとは変えることで正面のエントランスからロビー、客席までがまっすぐにつながるほか車いすの利用者はエントランスから段差なく客席まで移動できるという。新しい劇場は2030年度のオープンを目指している。