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使う場面が多い卵だが、今、値上がりしており主に業務用で使われる液卵というものに問い合わせが増えているという。スーパーでは今、1パック278円で販売されていた。東京の卵Mサイズ1キロ当たりの卸売り価格は去年2月、190円だったがきょう312円まで上昇。史上最高値の350円をつけたおととしのエッグショックに迫る高値となっている。その理由は鳥インフルエンザの急増。今シーズン、千葉や愛知など14の道と県で51事例が発生。先月は過去最悪だったおととしを上回った。専門家によると今後、鳥インフルが急増し続ければ卵の価格がさらに上昇する可能性もあるという。そんな中、注目されていたのは全卵の液状の卵。殻を取り除きかくはんしたもので使っているのは生卵のみ。この液卵は価格が年間通して安定している。
液卵を作る茨城・水戸市の工場では今、問い合わせが急増している。工程を見せてもらう水の中に勢いよく入れられていく生卵。そしてエスカレーターのように卵が流れていく。割った生卵を殺菌しその後、冷凍するため2年間長期保存が可能だという。卸先はパンやお菓子などの食品メーカーだが食品業界ではすでに殻付き卵の品薄が始まっていて、この先、起きるかもしれないエッグショックへの不安で液卵への問い合わせも急増しているという。この会社では注文に対し問題なく販売できているという。