ニュースウオッチ9 (ニュース)
関西電力は美浜原発の建て替えのため地質調査などを再開すると正式発表。福井県庁を訪れた関西電力の幹部は美浜原発で原子炉の建て替えに向け中断していた調査を再開することを報告した。新たな原発の建設に向けた動きが具体化するのは2011年の原発事故後、初めて。関西電力が建て替えに乗り出す背景には政府の原子力政策の転換がある。原発事故後、新増設は想定していないとしていたが、エネルギー価格が上昇した他、電力需要の拡大も見込まれるようになった3年前、原発を最大限活用する方針へ転換。建設されるのは次世代型の原子炉。次世代型の原子炉は従来の原発から設計自体が変わり、原子力規制委員会は新たな基準を設ける必要があるかなどについて電力業界と議論を継続する。