イット! (ニュース)
近年増加している外国人による日本の不動産購入。番組ではシリーズ買われる”すみか”と題し、伝えていく。東京渋谷区の人気住宅街にある一戸建て住宅。中古物件として売りに出され、2年前中国人のAさん夫婦が購入した。Aさんはまるごと民泊用にリフォームした。旅館業の正規の届け出をしたのち、一泊3万円で中国やヨーロッパからの旅行者に貸し出している。一方で別の中国系業者が違法状態のヤミ民泊を行っていた。イットは住人に対し業者が突如家賃を2.5倍に引き上げる通告を行うなどのトラブルについて追跡してきた。今回の参院選では外国人の不動産取得をめぐる政策が争点のひとつになっていた。外国人はどのような思惑から日本の不動産を手に入れているのか。イットが取材したAさんは中国広州出身。人材コンサルティン会社を営む傍ら、民泊物件など4物件を所有している。Aさんは5件目の物件を探している。豊島区にある3階建ての物件。民泊の利用を想定していて、価格は1億9000万円。不動産を購入する外国人が増えたことなどが理由で、高騰している。海外投資家による去年1年間の不動産購入額は前年比63パーセント増。Aさんはビル1棟丸ごとの購入も検討している。3億円とのこと。Aさんは外国人による不動産取得を制限するべきだという声について「それについて決めるのは日本の政府」などと話した。千代田区は購入者が原則5年間は転売できないなどの措置を不動産協会に要請した。