チコちゃんに叱られる! チコちゃんに叱られる!
「恐竜がデカいのは食われないため」について、早稲田大学の平山廉教授が解説。恐竜は約1000種類。恐竜が生息した時代は大きく3つに分かれており、時代が進むごとに恐竜は巨大化していったと考えられている。三畳紀の頃の恐竜は植物食恐竜も肉食恐竜も大きさはまだ1~2mほど。ジュラ紀前期、最大級の大きさを誇った全長約6mの肉食恐竜ディロフォサウルスは全長約1~2mの植物食恐竜を食べていた。すると、それまで食べられてばかりいた植物食恐竜が、ジュラ紀中期にかけて巨大化。全長約10m級の植物食恐竜が登場する。これは肉食恐竜よりも大きくなって食われないようにするためと考えられる。一方、彼らを食べるために肉食恐竜もさらに巨大化。全長約9mのメガロサウルスや全長約12mのアロサウルスが登場。白亜紀になると、肉食恐竜も植物食恐竜も巨大化のピークを迎え、植物食恐竜にいたっては全長約40mのアルゼンチノサウルスが登場。このように、恐竜たちは弱肉強食で食われないよう、競うように巨大化していったと考えられている。