戦後80年 元兵士語る「戦場の実態」櫻井取材

2025年1月13日放送 23:33 - 23:42 日本テレビ
news zero NNN戦後80年プロジェクト いまを、戦前にさせない

戦後80年となる今年、私たちは「いまを、戦前にさせない」をテーマにさまざまな特集を伝える。80年前の1月、米軍が上陸したフィリピン・ルソン島での激戦について。部隊が壊滅する中で生き残った元兵士が相次いだ仲間の死と戦場の悲惨な実態を証言した。尾崎健一さんが話してくれたのは80年前の悲惨な戦争体験だった。国のために働きたいと少年通信兵の学校に入った尾崎さんはこの時、16歳。戦況について何も知らされないまま2年のところを11か月で卒業させられ命じられたのはフィリピン派遣。1944年12月、到着したのは当時、旧日本軍が占領していたフィリピンのルソン島。尾崎さんによるとフィリピンのゲリラが旧日本軍の兵士を襲撃し殺害。その報復として日本兵が村を襲った。そして、1945年1月9日、フィリピンを奪還すべく米軍がルソン島に上陸。圧倒的兵力により多くの日本兵が命を落とし尾崎さんの部隊はわずか1か月で壊滅した。そして尾崎さんは敗残兵としてジャングルの中を7か月にわたって逃げ回ることになった。そこで待っていたのは飢えと仲間の死だった。更に、昼夜問わず続く米軍の攻撃で仲間たちは次々と命を落としていった。その中にはともにフィリピンに来た通信兵学校の同期の姿もあった。9月、米軍がまいたビラで日本の敗戦を知り尾崎さんは投降。ともにフィリピンに派遣された仲間は317人。その中で生き残ったのはわずか10人。尾崎さんは「戦争をしないようにしてほしい」と語った。取材後、尾崎さんから「政治に無関心ではいけない」などといった追加のメッセージが届いた。


キーワード
アメリカ合衆国軍マニラ(フィリピン)高知県ルソン島大日本帝国軍尾崎すずみ

TVでた蔵 関連記事…

米軍制服組トップを更迭 (TXNニュース 2025/2/22 17:20

米軍の制服組トップを更迭 (FNN Live News days 2025/2/22 11:50

米軍制服組トップを更迭 (JNNニュース 2025/2/22 11:45

”思い出のかばん”で空港アート (国際報道 2025/2/22 4:00

ICBMを発射実験 米・宇宙軍の基地内部を取材 (Oha!4 NEWS LIVE 2025/2/20 4:30

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.