戦闘開始3か月 見えない出口

2026年5月28日放送 23:30 - 23:39 NHK総合
時論公論 (時論公論)

アメリカとイスラエルがイランを先制攻撃してからきょうで3か月。アメリカとイランの間接協議はパキスタンなどの仲介で行われており戦闘終結に向けた合意を目指した。ところがイランの核開発問題・ホルムズ海峡封鎖問題で双方の主張の隔たりが大きく戦闘終結が困難な状況。そのため停戦を延長し交渉を続けるための覚書を目指している。イラン側は合意が実現してもホルムズ海峡はイランが管理を続けると主張している。トランプ大統領はウラン濃縮活動の完全停止や高濃縮ウラン全量の国外搬出をイランに要求していて、これらの要求はイスラエルの意向が働いていると考えられる。これに対しイラン側はウラン濃縮活動の完全停止を断固拒否、高濃縮ウラン全量の国外搬出には強く反対している。
ホルムズ海峡は国際海峡で戦闘が起きる前は全ての船舶が自由に通航していた。しかし
アメリカとイスラエルによる軍事攻撃が開始されるとイランは対抗措置としてホルムズ海峡を事実上封鎖する措置をとった。これに対しアメリカも海上封鎖を行い軍事的緊張が続いている。イラン外務省・バガイ報道官はホルムズ海峡を通航するすべての船から料金を徴収する考えを明らかにし、トランプ大統領は料金徴収などを一切認めない姿勢を強調しホルムズ海峡の開放を迫っている。アメリカとイランが合意に至らず決裂した場合はアメリカが軍事攻撃を再開するおそれがある。またアメリカとイランの間で合意が成立したとしてもイスラエルが受け入れるとは限らない。イスラエル・ネタニヤフ首相は26日、レバノンのシーア派組織「ヒズボラ」への軍事作戦を拡大すると表明し地上作戦が行われている。


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