大下容子ワイド!スクランブル (トップニュース)
現状の米価についてJA全中・山野会長は13日に「備蓄米の効果が表れ始めているとみて決して高いとは思っておりません。ただ今の高いのを望んでいるわけではなく、作る側も消費者もお互いに納得のいけるような適正な価格を求めている」と述べた。米価は3ステップで決まり、販売価格の見込み等から収穫前にJAが農家に概算金を提示。その概算金に保管・運送料などを上乗せした相対取引価格を集荷業者が卸売業者に提示。その相対取引価格に人件費・利益などを上乗せした小売価格を小売業者が消費者に提示する。去年は2023年産米の供給不足で小売価格が高騰し、その結果概算金も相対取引価格も上昇する悪循環に陥った。米の供給不足の一因が政府による米生産量の調整。政府は主食用米以外の転作に補助金を出すなどして主食用米以外への転換が過度に進み、2023年の米の不作も重なって供給不足になったという。対策には米の生産量増加や備蓄米を機動的に放出する制度の構築などが挙げられる。専門家によると、現状の米の適正価格は5kgあたり3250円だという。中室さんは「高くなり過ぎた価格を一時的に下げる政策はもちろん、中長期的にみて米の生産量を増やす政策もセットで考えるべき」などと話した。柳澤さんは「米農家が米の生産を続けられる状況にするのが第一」などと話した。