列島ニュース 秋田局 昼のニュース
ことしでデビュー40年となる「あきたこまち」の新米が、きょうから県外に出荷されるのに合わせて秋田市で記念の式典が開かれ、関係者たちが関東などに向けて出発したトラックを拍手で見送った。きょう午前、秋田市にあるJA全農あきたの精米センターでは、横手市と美郷町で収穫された「あきたこまち」の新米およそ22トンが大型のトラック2台に積み込まれた。このあと開かれた式典では「ミスあきたこまち」からトラックの運転手たちに花束が手渡され、関係者が拍手で見送る中、2台のトラックはそれぞれ首都圏と中京地域に向けて出発した。JAによるとデビュー40年となることしの「あきたこまち」の出来は7月に大雨などがあったものの、天候がおおむね良好だったことから例年に比べてよいという。JAによるとことし県内産の新米はおよそ16万トンを販売する計画でそのうち8割ほどが県外に出荷されるという。ことしの新米は今月20日ごろから県内のスーパーや小売店などの店頭に並び始めていて、県外で流通するのはあさって頃の見込みだということで店頭での価格は去年よりも値上がりすると見られている。