スーパーJチャンネル なるほど!ハテナ
銘柄米の平均価格が4239円と高止まりする中、新米シーズンを迎えている。少しでも安いお米を探してやって来たのは千葉・白子町の「直売所げんきの里ひまわり」。地元で収穫したばかりの「あきたこまち(白米)」を5kg3780円で販売。他にも千葉県が独自に育成した早生品種「ふさおとめ」も3780円。取材中も直売所には農家の姿があった。直売所の会員農家が自ら持ち込んだ農作物の価格を決める仕組み。“納品”にきた生産者は「去年の価格、今のスーパーの価格、他生産者の動向、それらを見て値段を決める」と話した。全国で高騰する概算金(前払い金)も価格を決める基準になると言うが、農家が自ら値段を決めることで独自の価格競争につながっている。農家からの距離の近さも直売所ならではの強み。直売所げんきの里ひまわり・國光有美さんは「生産者から直で卸してもらえる。そこが安さの理由」と話した。JAや卸売業者を介さないことで流通にかかるコストを削減。数量にも限りがあり、その時も同じ価格設定になるかは分からないが、地産地消の道の駅や直売所に行けば思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれない。
