日本からパンダがいなくなる?

2025年4月25日放送 16:36 - 16:45 日本テレビ
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和歌山県にあるアドベンチャーワールドが、飼育しているジャイアントパンダ4頭すべてを中国に返還すると発表。上野動物園のパンダも来年に返還期限が迫っている。アドベンチャーワールドでは、日本と中国の保護共同プロジェクトの契約満了となり、中国側と協議を行った結果返すことになった。現在飼育している4頭のパンダ。現在24歳の良浜は、高齢なパンダでも安心して暮らすための施設や医療体制が整っている中国で穏やかに過ごすことが望ましいという中国の専門家からの意見を受けて、帰国が決まったという。その子供たちはメスで繁殖ができる年齢のため、将来のパートナーを探すために帰国。契約満了は8月だが、帰国が6月なのは涼しく負担が少ない時期にとの理由。1994年から始まり、去年お9月で30年を迎えた保護共同プロジェクトについて、園長は「30年培ったノウハウがあるし実績をあげることができた。今後もこの経験や知識を中国側と協力しながらジャイアントパンダのほどに生かしていきたいので、その実現にむけて中国側とこれからも協議を続けていくとコメント。上野動物園にいる双子のパンダも来年2月に返還期限が迫っている。東京都としては、中国側と次のパンダに向けた話し合いを希望しているという。
中国外交に詳しい家永教授によると、パンダ外交の歴史は古く1941年に中国からアメリカにパンダを送ったのが最初に事例と言われている。当時は日中戦争中で、中国は日本と戦うためにアメリカからの支持が必要だったためパンダを送ったという。1972年に日本に初めてパンダが来日、日中国交正常化を記念して「友好の証」として2頭のパンダが贈られた。和歌山のパンダ返還について家永教授は、契約はいずれ満了するので返還自体は政治的なものではないとみてる。しかし次のパンダ協力を締結・公表するまえに返還となったことについては、政治的な判断があったと推測されるという。一方で、中国がアメリカと貿易戦争中なので、日米対中国にならないか見極めようとしていて、ぱんだ返還も“アメリカと手を組むな”というメッセージとも読めるという。茨城県日立市のかみね動物園にパンダを誘致しようと動いている。知事自ら中国の陝西省にある保護研究施設の視察に出向き、今月19日には友好県省関係の覚書を締結。茨城へのパンダ誘致が成功するかについて、飼育能力があることを示し、かつ中国側がその地域に送り出すことに意義を見い出せば実現するという。


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