日本の出版物”全て”が集まる!?「国立国会図書館」の裏側

2025年3月1日放送 22:46 - 22:52 TBS
情報7daysニュースキャスター FOCUS:

国立国会図書館は帝国議会図書館などを前身に1948年に設立され議員の依頼を受け政治や経済などのリサーチを行う機関。いわゆる司書ではなく、国会職員700人ほどが働いている。その役割は、国会活動のサポートだけでなく国民共有の文化的資産として次の世代に伝えていくことも目的だという。最大の特徴は、国内で発行されたほぼ全ての出版物を収蔵していること。全国3拠点の蔵書数は4750万点に及ぶそう。出版物は国民の資産だとして新たに発行されたものは納めるのが法律で決められたルール。営業日は毎朝2000〜3000点が届くというが出版物の種類も実に豊富。発行が100部を超えれば納品の必要があるそうで、論文や自費出版の小説、同人誌が届くこともある一方、チラシやカレンダー、手帳は対象外。本棚はなく、地下にある巨大書庫に保管しているという。地下の書庫にある本棚をつなぎ合わせると、東京~大阪間ほどの距離になるとか。普段見慣れた雑誌・書籍などにまじり、専門的すぎる業界誌を全て取りそろえるのも国立国会図書館ならでは。また明治時代の新聞など貴重なものを保管しており、かびや乾燥を防ぎ、出版物が劣化しにくい環境を徹底的に整備。地下8階まであってもトイレはなく防護柵も設置されている。


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