国会中継 参議院 予算委員会質疑
日本維新の会・松沢成文の質問。尖閣の防衛について「中国の海洋侵略、台湾有事リスクに対応するために自衛隊は南西諸島にシフトした。最近になってロシア、北朝鮮の軍事同盟で北海道防衛の重要性が高まってきた。同対応していく?」と質問。中谷元は「高い練度を維持した部隊を北海道に配備。北海道における隙目のない防衛体制を維持していかないといけない」などと述べた。松沢成文は「自衛官が足りない。国民に訴えて」と述べた。石破総理は「定数の9割しかいない。今の9割では全く足りない。募集しても半分もこない。自衛官が足りないのは国家全体の問題。徹底していきたい。自衛官になってよかったと思えっていただけるそういう体制を作るのは国家の責務だと思っている。更に努力をしていく」などと述べた。
尖閣諸島について松沢成文は「尖閣諸島は安保条約5条の適用範囲ということでいいですね?」と質問。岩屋毅は「米側との間でも改めてこれを確認しているところ」などと述べた。松沢成文は「久場島と大正島には米軍の射爆撃場がある。ここを利用して日米の合同軍事演習を実施すれば強力な抑止力になり、最適の演習ができると考えるが、総理の考えは?中国を刺激したくないと、何もしなければ尖閣諸島は必ず戦略される」などと述べた。中谷元は「尖閣は我が国の領土。様々な要素を考慮しながら判断していく」などと述べた。石破総理は「我が国の領土、領海、領空をまもるのは我が国の責任。どういう共同作戦が抑止力として効果的か、防衛相を中心によく検討していく」などと述べた。松沢成文は「海上保安庁の職員は、中国の船に追い回されている。それぞれの大臣は、視察の意思があるのか?」と質問。中野洋昌は「現場の視察については適切に対応していく」などと述べた。岩屋毅は「できるだけ早く中国にいって話をしたい。視察については適切に判断していく」などと述べた。中谷元は「現時点において視察する具体的な予定はないが、この海域における警戒監視が維持されるように務めてまいりたい」などと述べた。松沢成文は「ゼレンスキー大統領は砲弾の雨降る中、命をかけて現場をみて激励している。それが政治家だ。現場を見ずして、部下から報告が上がってます。適切に対応します。これで日本を守れるのか」などと質問。石破茂は「標的になることがある。かえって現場の部隊に負担をかけることになる。自分の安全とかそういう問題ではない」などと述べた。松沢成文は「我々が視察しに行く。それをやろうとすると政府は、やめてくれ。外交上困る。我々は行こうと思います。国政調査権です。行かせてもらえますね?」と質問。林芳正は「総合的にみて判断していく」などと述べた。
タバコ問題について松沢成文は「南米の外遊のとき、総理のタバコタイムのために喫煙場所を探すのに四苦八苦したという報道があった。禁煙に挑戦してみたらどうですか?立憲民主の野田代表も誘ってね。2大政党のトップがヘビースモーカーっていうのは世界にむけていただけない。禁煙に挑戦してみては?」などと述べた。石破総理は「それに向けて努力している」などと述べた。タバコ事業について松沢成文は「日本でタバコ規制が進まないのはJTと財務省のタバコ利権があるから。G20諸国でたばこ会社を特殊会社として政府、財務省が抱えている国は日本だけになった。なんでJTは民営化できないのか?」と質問。加藤勝信は「タバコ産業は地域経済には一定の役割を果たしている」などと述べた。