モーサテ 深読みリサーチ
SMBC日興証券の谷中聡さんは「機械セクターのコスト増加が営業利益に与える影響を見てみると、ネガティブな影響は無視できません。工作機械受注は昨年から順調に回復しているように見えますし、相互関税影響が懸念された4月でも底堅かったです。一方、状況は複雑化していて、地域別でトレンドが多様化し、不透明感が強いです。機械セクターの今後のポイントは、業績安定性や米国で現地生産化できているかなどです。私が注目する企業はダイフク・三浦工業で、どちらも営業利益の半分がアフターサービスなので、業績安定性が高いです。注意すべきポイントは、やはり相互関税・為替・金利だと思います。輸出が多い機械セクターにとって、短期的に株価の値動きが激しくなる可能性が高いです。2点目が、ピンチをチャンスに変えられるかです」などと話した。