NNNドキュメント’24「春くんの家 障害あっても得意なことを」 春くんの家
大谷は自転車の国際大会で2つの銀メダルを獲得していた。大谷は発達障害・知的障害があり、父・正樹が仕事の合間に自転車の練習に付き添っている。大谷の弟3人のうち2人も障害を持っている。父・正樹は強いて言うならばこれが大谷家の普通だと語った。そんな大谷家の日常に密着する。大谷の暮らす山口県美祢市は道が広く交通量が多くないため自転車の練習には適しており、この日も父・正樹や友人の新谷とともに自転車の練習を行った。大谷は12歳で自転車競技を始めたなどと伝えた。大谷は幼少期から体を動かすことが好きであったが5歳の頃に知的障害があることが判明した。父・正樹は大谷になにか得意なことをやらせたいと考え、何度も反復してやっていくうちに自転車の楽しさを覚えたのだなどと明かした。
この日、就職先が決まった大谷は勤務初日を迎えていた。大谷の仕事先は福岡トランス 美祢物流センターで、障害者雇用枠で1日4時間、車の部品に緩衝材を貼り付ける作業が割り当てられた。四男・悠喜は知的障害と進行性筋ジストロフィーを患っており、未だ言葉が出てこないが歌が大好きなどと説明した。悠喜は宇部総合支援学校 美祢分教室に通っており、日々できることは増えてきているなどと紹介した。大谷はそんな悠喜の面倒をよく見ていると伝えた。