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厚労省の審議会は、最低賃金の引き上げ額目安について、東京・都市部などでは63円、賃金低い地域では64円とする目安を示した。目安通り引き上げられれば、最低賃金の全国平均は現在の1055円から1118円程度になる。議論で労働者側は物価高を背景に大幅な引き上げを求めていたが、経営側は中小企業への配慮などから抑制的な引き上げを主張していて、44年ぶりに7回目まで議論が行われた。今後は各都道府県の審議会で実際の引き上げ額が決まり、今年10月ごろから都道府県ごとに適用される。
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