イット! (ニュース)
長崎県佐世保市でカメラが捉えたのは、竹やぶに突っ込みフロント部分が大破した乗用車や進行方向の逆向きで止まる車。更にはチェーンを巻いた消防車までもがスリップ事故を起こしていた。佐世保市は今年一番の冷え込みとなる氷点下1.1度。現場は下りのカーブで、路面はつるつるに凍結していた。今シーズン最強寒波。大雪はピークを迎え、日本海側を中心に積雪が急増している。滋賀県米原市では朝の6時まで積雪はなかったが、午前9時までに8cmの雪が降った。厚く積もった屋根の雪を下ろす様子が見られたのは、世界遺産・白川郷がある岐阜県白川村。連日の雪で積雪が2mに迫っている。歩道の両脇に巨大な雪の壁ができていたのは、新潟県南魚沼市。フル稼働する除雪車や屋根の雪下ろしなど、大雪から生活を守る行動が各地で見られた。山形県南陽市で見られたのが、歩道が雪で埋まり車道を歩く人たち。車道も狭くなり、慎重に走行する車の様子が見られた。積雪が69cmに達した鶴岡市。きょう午前3時までの24時間に52cmの雪が降るドカ雪に見舞われた。米原駅の映像。
大雪の影響で山形新幹線が始発から運転を見合わせていたが、昼前から運転が再開した。災害級の豪雪となっている青森市では、建物の倒壊など被害が相次いでいる。市内にある児童館では屋根が雪の重みで崩落。児童館には子供たち10人ほどが集まっていたが、異変に気付いた施設の職員が事前に帰宅させ休館の措置をとっていたため、けが人はいないという。青森県では、災害級の豪雪で7件の死亡事故が発生している。今シーズン最強寒波は、めったに雪が降らない西日本の各地に雪をもたらしている。積雪1cmを観測した九州・福岡市。雪は朝の通勤通学の時間帯を直撃。バスが運転見合わせになりタクシー乗り場に長い行列ができるなど、混乱する様子が見られた。名古屋市では降り続ける雪で高速道路が危険な状況となっていて、事故を起こしたトラックや大破した乗用車が見受けられた。名古屋市内の中心部も雪で白く染まった。この大雪の影響で東海道新幹線で一時50分程度の遅れが出るなど、各交通機関にも影響が出ている。今シーズン最強寒波の名残は、3連休の東京に影響を及ぼす恐れがある。最低気温が0.1度まで冷え込んだ、東京都心。日比谷公園の噴水や池では凍る様子も。今朝の都心は布団から出たくない真冬の寒さとなった。心配なのは3連休の天気。最新の予想では、日曜日の午後に箱根町でみぞれまじりの雪、東京の一部に雪のエリアがかかる予想。雪への警戒が続きそう。