首都圏ネットワーク (ニュース)
ポジティブ思考や好きなことを貫き通す姿勢などを「ギャルマインド」と呼ぶ。このギャルマインドを教育方針に掲げて人材育成に取り組む好調を取材した。去年、渋谷区に新設されたサポート校と呼ばれる教育機関は通信制高校に在籍する生徒たちの学習を支援し、高校卒業資格の取得を目指している。カリキュラムには動画制作やメイクなど今どきの授業もありSNSなどを活用して世界に発信する人材を育てようとしている。生徒たちの憧れが、校長の赤荻瞳。赤荻さんの教育方針はギャルマインドを育むこと。赤荻さんはかつてギャル雑誌の編集長を務めていた。21歳のとき休刊していた雑誌がウェブ版で復活すると聞きみずからを熱心に売り込み就任した。SNSなどを通じてモデルを次々にスカウトし朝ドラ、おむすびにも出演中のみりちゃむなどを発掘。ウェブ版は人気を呼び、就任から僅か1年で雑誌の復刊という出版不況ともいわれる中での快挙を成し遂げた。去年、ビジネス誌による、世界を変える30歳未満30人の1人にも選出された。赤荻さんのもとで夢を追う生徒がいる。芳賀紗有希さんは俳優を目指しているが、人前に出ることは少し苦手、どうすれば克服できるのか赤荻に相談した。赤荻がアドバイスしたのは、自分を信じること。そして、毎日欠かさずSNSに投稿をし続けることだった。アドバイスを受けてから芳賀はおよそ120日連続でSNSを投稿中。人前に出ることも少しずつ苦ではなくなっているという。赤荻さんは、私を見て気軽にチャレンジしていいんだとかもっとポジティブな考え方すればいいかもと気付いてもらうことがギャルマインドの伝授方法だと話した。