めざましテレビ NEWS
暑い夏に食べたくなるウナギ、そんなウナギが今稚魚が豊漁。私達が食べるウナギは99%以上が養殖されたウナギで海で稚魚であるシラスウナギを獲り養殖池に入れて育てられている。水産庁によると今年の稚魚の漁獲量は去年に比べて約2倍位上に。この豊漁にともない稚魚の平均取引価格は去年と比べて大幅に下がっている。都内の鮮魚店「魚河岸 中與商店 武蔵小山店」によると「稚魚が鹿児島とかで多めに獲れてると聞いている。今のままなら相場は下がってくる」などコメント。こちらのお店では鹿児島県産うなぎを2139円で販売しているが8月中旬には500円ほど安く販売できる可能性があるという。和田平浅草店でも今後の値下げに期待を寄せる。しかし、別の理由でウナギが手の届かないものになる可能性も。現在EUが全ての種類のウナギについて絶滅のおそれがある生物の国際取引を規制。ワシントン条約での輸出規制対象とする案を検討中。仮にEUの提案が承認される場合に国際取引の手続きが複雑になる。去年のうなぎの供給は約7割を輸入に頼っているため、日本のウナギの流通にも影響が出ることが懸念される。専門家の中央大学・海部教授は「規制された場合に輸出許可が出る出ないにかかわらず。おそらく日本の中のウナギの供給量は減少すると思う。供給量が減少すればウナギに対する需要はおそらく高いままだと思われるので値段が高くなると考えるのが通常」などコメント。このEUの提案について水産庁は反対の立場を明らかにしている。