東京だがしや物語~赤羽編~懐かしの味にレトロゲームも

2025年8月26日放送 18:20 - 18:37 日本テレビ
news every. (特集)

せんべろの街、赤羽。ここにある駄菓子屋さんが、創業100年以上のお菓子の種屋。店先にはレトロゲームがあり、午後3時過ぎの店内はお客さんでいっぱい。誰でも童心に帰れる場所だ。店内には駄菓子が1000種類以上並ぶ。お店を営むのは石井紀江さんと娘さん。紀江さんは全治2カ月の骨折をしたそうで、お客さんが心配する様子も。定位置はレジ前だそうで、毎日お客さんを「おかえり」と笑顔で出迎える。子どもたちは店先にある8種類の10円ゲームに夢中だった。あたりに10円玉を入れられれば駄菓子と交換できる券が出てくる。4人で挑戦中の子どもたちは券をゲットしウキウキで店内へ走っていった。店は子どもたちがいつでも駆け込める場所となるべく、毎朝7時オープン。常連夫婦はアイスの棒にペンで「あたり」と書くイタズラをして紀江さんと遊んでいた。紀江さんは赤羽で生まれ育ち、夫と二人三脚でお店を守り続けてきた。しかし去年3月に夫が亡くなったそう。戦前は種と苗を売っていたそうで、戦時中から戦後にかけてはせんべいや落花生の量り売りをしていて、商いの形を少しずつ変化させながら100年以上お店を守ってきた。
駄菓子屋はおよそ50年で激減。消費税導入やコロナ禍など時代の荒波に揉まれ、多くの店が姿を消していった。そんななかでも100年以上生き残ってきた種屋。そこには家族の支えがあった。紀江さんの孫たちもお店を手伝い、ひ孫たちもお店に顔を出していた。この日、紀江さんの自宅には4世代が集合し、退院祝いが行われていた。ひ孫からは花束のプレゼントが贈られ、紀江さんは夫の仏壇に報告していた。また別日、雨の休日にお店にやってきたのは懐かしいお菓子に大興奮する4人組の女性。その女性たちに声をかけていたのが30年お店に通う兄妹。あたりつきの駄菓子で盛り上がっていた。お客さん同士の交流があるのも種屋ならでは。取材スタッフも袋詰めのお手伝いをした。また別の日には「思い出のお店だから」と結婚式の記念撮影をしにきた夫婦の姿も。紀江さんも一緒に記念撮影していた。スタッフが1カ月後にふたたびお店にいくと元気そうな紀江さんが「おかえり」と出迎えてくれた。


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