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1年中楽しめる「江戸前オイスター」。夏はさっぱり爽やかな味わい、冬は旨味が増して濃厚なのが特徴。この牡蠣が育つのは房総半島西部に位置する千葉県富津市。養殖のきっかけは名産の海苔養殖の不作を補うためだった。7年前から手探りで始めた牡蠣養殖、今では年間約30万個を全国に出荷するまでに成長した。国内の牡蠣の養殖は垂下式と呼ばれるホタテの貝殻に付着させた稚貝をイカダからロープを吊るして育てるのが一般的だが、東京湾の入り口では荒波でイカダが設置出来ず、垂下式では養殖が出来なかった。カゴの中に貝を1個ずつ並べて育てるシングルシート養殖により、牡蠣同士がカゴの中でぶつかり合い、殻が削られることで殻の成長に使われる栄養が実に集中して実入りの良い牡蠣になる。江戸前オイスターは水質基準をクリアした海域で育てられ、生で食べられるよう出荷前には紫外線を使って殺菌もしている。