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きのう大幅に反落して始まった日経平均株価。アメリカ市場で半導体関連株を中心に大きく値を下げた流れを受け、一時900円近く下げた。終値は前の日より817円安い3万6887円だった。3万7000円を割り込むのは去年9月18日以来、約半年ぶり。ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏は「トランプ政権の関税政策の不透明感が高まっているのが1つ目。2つ目はアメリカの景気を示す指標があまりよくない数字が続いている。去年8月“令和のブラックマンデー”当時と状況が似てきている。それを投資家が思い出して不安になっている」と述べた。日本時間の昨夜遅くに発表された先月のアメリカの雇用統計は、就業者の伸びが市場予想を下回った。円相場は一時1ドル=146円台をつけ、去年10月以来、約5か月ぶりの円高ドル安水準になった。