ワールド極限ミステリー (”紀州のドン・ファン”殺害事件 明日判決!裁判の全貌)
野崎氏が覚醒剤を摂取したとされる時間帯は16時50分~20時の間とみられている。須藤被告は18時45分~19時53分までの間は約10分の1回の頻度で2階に上がっていることがわかっている。さらにスマホのデータ解析による検索履歴も争点になった。須藤被告は「完全犯罪」「覚醒剤 過剰摂取」「妻に全財産を残したい場合の遺言書の文例」などを検索していた。しかし須藤被告は検索履歴に関して事件との関連を否定。
検察側は殺害動機は莫大な遺産目当てと主張。弁護側はもともと愛情はなく毎月100万円もらえる条件での結婚なので殺害して遺産をもらうというリスクを冒す必要はなかったと主張している。逮捕された当時、須藤被告は覚醒剤について一切語らなかった。検察側が呼んだ28人目の証人は覚醒剤の売人だった。売人は薬剤乱用者の使用量を大きく超える3グラムを十数万円で取引したという。検察側は須藤被告のスマホ解析から売人と接触した裏付けを得ていた。