クローズアップ現代 #5062 止まらない“住まい高騰” 大都市の不動産に何が
タワーマンションの建設が中心部で相次いでいる大阪市。50代会社員が2LDKで約1億4000万円の部屋を内見していた。購入すればこの3年で3回目。きっかけは1軒目に購入した自宅マンションが短期間で値上がりし、売却益を得たことだった。次に購入した物件の価格も1年ほどで1000万円以上上昇。さらに値上がりが期待できる物件に住み替えたいと考えている。こうした投資熱の高まりで大阪市ではマンションの販売価格が新築・中古ともに大幅に上昇している。高騰に拍車をかけているとされるのが短期の転売の増加。こうした状況に歯止めをかけようと東京・千代田区は対策に乗り出している。都内でもマンション価格の高騰が著しい千代田区。後を追うように賃貸価格も上昇している。“このままでは高すぎて住めないまちになる”として、区は業界団体に5年間の転売禁止など特約をつけるよう要請した。