歴史探偵 (歴史探偵)
織田・徳川軍の陣地南側は平地となっていて、武田騎馬隊の真価が発揮できる。また、織田信長、徳川家康が戦場にいたことから、歴史学者の平山氏は大将2人を討てるかもしれないという誘惑に勝頼は勝てなかったのではないかと推測する。だが、信長は幾重にも柵をもうけ、将兵を討ち取ってみせた。奮戦した重臣たちが命を散らすなか、武田軍は退却。連合軍による追撃、川で溺死する兵士たちが相次いだ。だが、喜八という青年が夜道を先導し、勝頼は窮地を脱することができたという。一昼夜をかけ、約50kmを歩いた結果、武節城にたどり着いた。
