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ことしは記録的な残暑の影響で各地で遅れていた紅葉がようやく見頃を迎えている。多くの観光客が訪れている一方、地元の住民のからは日常生活に支障が出ているという声もある。山梨の富士河口湖町では見頃が例年よりも2週間ほど遅れている。富山の黒部市にある黒部峡谷の玄関口に位置する黒部宇奈月温泉。露天風呂に入りながら川沿いに広がる大パノラマの鮮やかな紅葉を楽しめる。
長野・軽井沢の景勝地「雲場池」を紹介。軽井沢町では混雑の影響で普段はあまり混んでいない道路も渋滞に。地元の人は、15分で行けるところが、1時間かかるという。大阪、茨城、神奈川、台湾からの観光客も混雑を予想し、対応しているという。
栃木・日光市も混雑が見られ、日光二荒山神社の神橋は世界遺産「日光の社寺」の1つであり外国人観光客も足を運ぶ様子が見られる。日光東照宮などにつながる東武日光駅も混雑する様子が見られ、満席となったことで人が残る中で出発するバスも見られる。さかえやも名物の「揚げゆばまんじゅう」を楽しむ人が多く足を運び、温暖な気候から今年は特に好調という。日光市はきのうまで約450台が利用できる臨時駐車場を開放していて、栃木県とも連携して渋滞しやすい時間を避けるよう呼びかけを行った。
京都・嵐山は紅葉のピークが来週26日ごろからとされる中、すでに大混雑が起きている。京都市の担当者からは混雑のあまり満足度は下がるのではないかとの懸念の声も聞かれているが、一方でAIカメラを導入して人の流れを把握して混雑回避に向けて役立てるとともに、メイン通りの一方通行を土日だけでなく平日にも行い、土日祝日は車両の通行を完全に禁止する方針となっている。土日祝日の車両通行禁止を巡っては安全といった声も聞かれるものの、交通規制から生活に支障が出るとの声も聞かれる。これを受けて住民専用の無料乗合タクシーの運営が始まり、一方通行の時間帯に不便となった住民を助けるものとなっている。