ニュース・気象情報 (ニュース・気象情報)
民間の調査会社「帝国データバンク」が国内の主な食品メーカー195社を対象に行った調査によると、来月値上げされる食品は4225品目に上り、おととし10月以来1年半ぶりに4000品目を超えた。主な品目では、みそやドレッシングなど調味料が2034品目と最も多く、次いで缶ビールや缶酎ハイ、コーヒーなどの酒類飲料が1222品目などとなっている。調査会社によると原材料の調達コストの増加に加えて人件費や物流費の上昇などを値上げの理由に挙げるメーカーが多いということで、ことしに入って去年を上回るペースで値上げが続いている。帝国データバンクは「少なくとも夏にかけて断続的な値上げラッシュが見込まれる」としている。
卵の高値が続いている。今月、東京地区で取り引きされた卵の卸売価格の平均は鳥インフルエンザによる影響が続き、Mサイズ1キロ当たり327円と統計を取り始めた1993年以降で3月としては2番目の高値になっている。このほかの地域でも名古屋地区で339円、大阪地区で312円などと300円を超えている。農林水産省は“春の行楽シーズンは卵の需要が増える傾向にある”として、卵の高値はしばらく続くのではないかとしている。