グッド!モーニング 独自取材
各地で新米の田植えが最盛期を迎えている。コメの高騰が続く中、新米への期待は高まっているが、岡山県の水田で「地球上最悪の侵略的植物」と称されるナガエツルノゲイトウが見つかった。南米原産の多年草で水陸両生、暑さや乾燥にも強く小さな断片からも再生する繁殖力の強さが特徴。国の特定外来生物に指定されている。農林水産省によると、2023年の時点で全国25の都府県で分布を確認。今年1月には岡山県でも初めて確認された。岡山県で2例目が確認されたのが水田だった。ナガエツルノゲイトウは稲とよく似た性質で、水田では爆発的に増える危険性があるという。中国の研究所と行った共同研究で、コメの収穫を5割減らすことが明らかになった。稲が必要とする栄養を奪うだけでなく、根や葉から出る物質が稲の成長を抑制するという。コメの高騰が続く中、小泉農水大臣は減反政策から増産へかじを切る方針だが、 ナガエツルノゲイトウの脅威により休耕田にも危険性がある。