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和田由貴氏が賢い買い物術などについて解説。東京・杉並区にある文山青果の昨日時点での夏野菜の店頭価格はピーマンが先月150gで54円だったのに対し昨日は105円で約1.94倍などとなっている。店主の文山氏は「早すぎる猛暑と雨量の少なさで夏野菜が生育不良となっており、価格の高騰が今後も続く。」などと予想した。一方で農林水産省が昨日発表した野菜の卸売価格の動向を見るとジャガイモが平年比51%などお手頃な野菜もある。農林水産省は1週間のお手頃な野菜をサイトで紹介している。毎週金曜日に更新され、価格動向をもとにお手頃な野菜をオススメしてくれる。
夏野菜を安く買う方法を紹介。おすすめの時間帯は開店直後で、前日の売れ残りを半額以下などで購入できる可能性がある。また、直売所では卸売業者を介さずに安く購入できる。また、旬の時期に大量生産していて価格高騰の影響を受けにくい冷凍野菜もおすすめ。和田氏は「去年夏は長引く猛暑の影響などで9月に夏野菜の価格が高騰した。今年も同様のケースになる可能性がある。」などと指摘した。
新鮮な野菜の見分け方を解説。共通しているのは色が濃いもので、キュウリはトゲトゲしていてヘタにつやがあるものが新鮮。キュウリはほとんどが水分でできているため、持った時に重いものを選ぶと良い。ナスはつやがあり、ヘタの部分にトゲがあるものが新鮮。ピーマンは皮に張りがあり、ヘタが黒ずんでいないものが新鮮。トマトは放射状の筋があり、ヘタが緑色でピンとしているものが新鮮。
冷蔵庫での保存のポイントを解説。夏野菜は野菜室での保存がおすすめ。野菜室は冷蔵室より温度・湿度が高めに設定されており、水分を保持しやすく野菜の鮮度が保たれる。また、キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れることで保存期間が2~3日に伸びるという。もやしなど低温を好む野菜は冷蔵室が向いている。キュウリは前述の処理をした後に野菜室に立てて入れれば1週間ぐらい持つ。お尻の部分を下にするのがポイント。元々立った状態が正常で、横にしていると内部の養分を使って曲がろうとしてしまう。これはアスパラなども同様とのこと。冷凍保存も可能で、ラップに包んで冷凍して使う時に自然解凍した後にカットすれば良いとのこと。ただし水分が抜けるためそのまま食べるのは向かない。トマトも前述の処理を行うが、ヘタを下にして置くのがポイント。ヘタのない方は柔らかく傷みやすい。トマトは冷凍することで細胞が壊れ、皮と身の間に隙間ができるため簡単に皮を剥くことができる。栄養価は変わらないという。ナスは使いやすい大きさにカットしてから加熱調理するのがおすすめ。加熱は電子レンジが素揚げで良いとのこと。丸ごとでも冷凍は可能だが、皮の食感が際立つため炒め物などには向かない。煮込み料理であれば丸ごと冷凍しても良いとのこと。ゴーヤは半分にカットして渡を抜いてからキッチンペーパーで包むなどの処理をして保存すれば長持ちする。冷凍も可能。じゃがいもはそのままでは冷凍には向かず、加熱してから潰せば冷凍可能。以前は常温保存で良いとされていたじゃがいも類なども近年の猛暑を考えると冷蔵した方が良いという。きのこ類は細胞が壊れてうまみが増すため冷凍に向いている。また、カット野菜は切り口から痛むため葉物野菜などは注意。