スーパーJチャンネル newsのギモン
前回のクロマグロの国際会議では、全会一致が原則だがメキシコだけが反対し合意に至らなかった。水産庁は詳細を明らかにしていないが、メキシコは自国で養殖したクロマグロを日本に輸出しているので、漁獲枠が増えて不利益が大きいとみたのではと指摘されている。今日行われた会議ではメキシコも賛成にまわり合意に至ったが、日本はこの1か月の間に周到な根回しをしていた。通常漁獲枠などは7月に国際会議を開き、合意内容を11月の年次会合で正式決定することになっている。先月メキシコが反対したことで今年度の漁獲枠拡大は断念するしかないとみられていたが、会議の2週間後に山下農水副大臣がメキシコを訪問し支持を得た。それを受けて今日再協議が行われ合意に至った。ただ漁獲枠が25%拡大しても25%分安くなるかというとそうとも限らない。クロマグロの資源量は回復傾向にあるが今後も同じように続くかというと言い切れない。また今回の漁獲枠25%増は中西部太平洋での総枠なので日本の配分は今後決定される。漁獲枠の適用が始まるのが来年の1月からなので、価格が下る可能性があるのは早くても来年以降となる。
