ワールドビジネスサテライト (ニュース)
ワシントンから中継。民主党・ハリス副大統領と共和党・トランプ前大統領は大接戦。いまだに投票先を決めていない有権者、いわゆる無党派層もいるため、両候補ともに連日、必死のアピールが続いている。ハリス氏は、もともと各地の集会で経済政策を中心にバイデン大統領との違いを訴えてきたが、メディアとのインタビューでは政策を具体的に説明できない場面も目立った。民主党関係者からは経済を争点にすればハリス氏は負けるとの声も上がっており、ハリス氏は、このところトランプ氏の大統領返り咲きの危険性を強調することが増えてきている。トランプ氏は、自らの訴えに自信を深めており、経済の悪化や不法移民の増加など自らに有利なテーマについて引き続き訴えていく考えだが、課題も浮上している。27日にニューヨークで開いた大規模な集会では応援演説をした支持者から女性差別的な発言が相次ぎ、現在もトランプ陣営が火消しに追われる事態。ハリス氏の集会はこのあと、およそ2万人が参加する予定で演説ではトランプ氏について“民主主義の脅威だ”などと訴えるとみられている。