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トランプ氏が次期政権の閣僚や政府高官の起用を矢継ぎ早に発表。次期政権の方向性が少しずつ浮かび上がってきている。こうした中で、ロシアのウクライナ侵攻への対応を巡ってトランプ氏はこの問題を担当する特使のポストを新たに設けて退役軍人のキースケロッグ氏を起用すると発表した。キースケロッグ氏は中西部オハイオ州の出身で1944年に生まれ、若くして、米軍に入隊しベトナム戦争での経験もあるなど軍人としてキャリアを歩んできた。最初にトランプ氏が大統領に当選した2016年の選挙活動にも参加。ケロッグ氏は現在は保守系のシンクタンクに所属しているが、今年4月に自身の考えをまとめた報告書を発表している。ウクライナの戦争への対応に当たっては、米国第一の姿勢で臨むべきだという。交渉による終結を目指すべきだとして、ウクライナはこれまでにロシアに奪われた国土の奪還を諦める必要があるとしている。ただ、ロシアのさらなる攻撃を招かないように軍事支援は続け2国間条約を軸にウクライナの安全を長期に保証するとしている。一方、ロシアに対しては侵攻の終結のためにはウクライナをNATOに加盟させないことやロシアに対する制裁の、部分的な緩和を提案する案を記している。