2024年11月28日放送 10:05 - 10:55 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
北朝鮮

出演者
中川栞 別府正一郎 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

(ニュース)
閣僚候補らに”爆破予告”相次ぐ

米国・トランプ次期大統領の政権移行チームは、閣僚や政権高官への起用が発表されていたメンバーに対し、脅迫や嫌がらせの行為が相次いだと発表した。爆破予告や虚偽の通報などがあったということで警察などが安全確保のために対応に当たっているとしている。FBIは27日、トランプ次期大統領が指名した複数の閣僚候補や政権幹部に対する爆破予告やスワッティングを捜査している。情報筋によると標的には国防長官、労働長官、CIA(中央情報局長官)、次期国連大使の候補が含まれ、トランプ氏の広報担当者は暴力的な米国人らしからぬ命に関わる脅しを受けたとしたうえで当局が速やかに対応したとしている。トランプ氏が次期政権のすべてのメンバーの指名を急ぐ中、27日、ロシアとウクライナ担当の特使にペンス前副大統領の補佐官を務めた、退役軍人のキースケロッグ氏を指名した。ケロッグ氏は最近、ロシアとの和平交渉に応じることを条件に、米国はウクライナへの支援を継続すべきだとしていた。その他、トランプ氏は世界最大の医療研究機関、国立衛生研究所の所長にジェイ・バタチャリヤ氏を起用すると発表した。スタンフォード大学教授の医師でエコノミストでもあるバタチャリヤ氏は新型コロナワクチンの義務化とロックダウンを激しく批判した人物として知られている。

キーワード
アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニーアメリカ中央情報局キース・ケロッグジェイ・バタチャリヤドナルド・ジョン・トランプ連邦捜査局
特使 何を主張?

トランプ氏が次期政権の閣僚や政府高官の起用を矢継ぎ早に発表。次期政権の方向性が少しずつ浮かび上がってきている。こうした中で、ロシアのウクライナ侵攻への対応を巡ってトランプ氏はこの問題を担当する特使のポストを新たに設けて退役軍人のキースケロッグ氏を起用すると発表した。キースケロッグ氏は中西部オハイオ州の出身で1944年に生まれ、若くして、米軍に入隊しベトナム戦争での経験もあるなど軍人としてキャリアを歩んできた。最初にトランプ氏が大統領に当選した2016年の選挙活動にも参加。ケロッグ氏は現在は保守系のシンクタンクに所属しているが、今年4月に自身の考えをまとめた報告書を発表している。ウクライナの戦争への対応に当たっては、米国第一の姿勢で臨むべきだという。交渉による終結を目指すべきだとして、ウクライナはこれまでにロシアに奪われた国土の奪還を諦める必要があるとしている。ただ、ロシアのさらなる攻撃を招かないように軍事支援は続け2国間条約を軸にウクライナの安全を長期に保証するとしている。一方、ロシアに対しては侵攻の終結のためにはウクライナをNATOに加盟させないことやロシアに対する制裁の、部分的な緩和を提案する案を記している。

キーワード
ウラジーミル・プーチンオハイオ州(アメリカ)キース・ケロッグドナルド・ジョン・トランプベトナム戦争北大西洋条約機構
停戦合意発効 南部に住民帰還

イスラエルと隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘を巡り、停戦合意が発効したことを受けて、激しい戦闘が続いていたレバノン南部では、住民が戦闘で大きな被害を受けた自宅に戻る動きが始まっている。ヒズボラの牙城の地区では支持者たちが旗や、イスラエルによって殺害された指導者の写真を掲げ祝砲をあげている。ヒズボラのメンバーにとっては勝利。イスラエル軍は60日以内にレバノンを離れレバノン軍は南部への展開を開始した。停戦初日の今日、国境の双方で大きな衝突は起かなかった。

キーワード
France 2ヒズボラレバノン
ガザ地区の停戦 つながるか?

レバノンでの停戦合意が発効した。レバノンにとどまらずガザ地区で今すぐにでも停戦になることが求められている。米国・バイデン大統領はレバノンの停戦を仲介したが、ガザ地区についてもトルコ、カタール、エジプトなど関係国と協力して停戦の実現に向けて働きを強めるとしている。バイデン政権の任期は残り2か月を切っているが、政権の最後の重要な仕事の一つと見ていると伝えられている。ただ、レバノンの停戦が直ちにガザの停戦に結び付くのかそれは簡単ではない。ネタニヤフ首相はヒズボラとの停戦を承認した理由として、「これによってイスラエル軍にとって余裕が生まれる」と述べている。ネタニヤフ首相が政権を維持するために連立を組む極右政党は最後は、ヒズボラとの停戦には反対しなかったが、ガザ地区の停戦についてはより強硬に反対している。さらに、ネタニヤフ首相はガザでの戦闘が今後、終われば去年10月のハマスによる奇襲攻撃を許した失態の責任を一層、問われることになりかねない。みずからの汚職疑惑を巡る裁判も進行中。今の危機的な状況が続くことが政治的な生き残りのために好都合と考えているのではという指摘もある。この他、ハマスは依然、強硬な主張を繰り返している。

キーワード
ガザ地区(パレスチナ)ハマースヒズボラベイルート(レバノン)ベンヤミン・ネタニヤフ
”パレスチナ人を人間の盾に”

ガザ地区でも停戦の合意が期待できるのか。ハマスは合意の用意があるとしているがイスラエルは今もガザ地区に捕らわれている人質の解放を最大の目的としている。イスラエル軍は、爆弾が仕掛けられている疑いのある家やトンネルを調べるためにパレスチナ人を使っていると非難されている。これは、イスラエルの法律でも禁じられている。ガザ地区の住民は、イスラエル軍が爆弾が仕掛けられていると思う建物に入る時の先頭に立つことを余儀なくされたと話す。NGOは、パレスチナ人を人間の盾としていると非難している。

キーワード
ガザ地区(パレスチナ)ハマース
北朝鮮の派兵めぐり応酬

ウクライナ情勢を巡って国連の安全保障理事会の緊急会合が開かれた。会合では、米国側が北朝鮮に対して、ロシアに兵士を派遣したかどうか、答えるよう問いただす場面があった。北朝鮮側は、ロシアと北朝鮮の包括的戦略パートナーシップ条約は、国際法と国連憲章に合致したものだとだけ述べ、回答を避けたが、事実上派兵を認めた。北朝鮮・キムソン国連大使はウクライナの危機は米国と西側諸国から始まったと非難した。ウクライナ戦争を広げた首班は米国や英国など西側諸国だとも主張した。北朝鮮と米国がやり合う中、ウクライナ・キスリツァ大使も、すぐ隣に座る北朝鮮のキム大使の顔を見つめ、犯罪者政権を助ける、もう一つの犯罪者政権の代表だとして北朝鮮の政権はいずれ没落するだろうと激しく非難した。韓国・ファンジュングク国連大使も国際社会が団結して違法なロシアと北朝鮮の協力を直ちにやめさせるべきだとの立場を示した。国連安全保障理事会の今回の議題はウクライナの平和と安保の維持だったが出席国の非難の応酬の中今回も成果を出せなかった。

キーワード
キム・ソンセルギー・オレホーヴィチ・キスリツァファン・ジュングクロバート・ウッド包括的戦略パートナーシップ条約国際連合安全保障理事会
ワールドEYES
コーナーオープニング

コーナーオープニング映像。

北朝鮮 ロシア派兵 朝鮮半島情勢の行方 / ”派兵・核・ミサイル”朝鮮半島の緊張

高野洋解説委員の解説。北朝鮮はロシアを支援するため建国以来、初めてとなる大規模な派兵に踏み切った。ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州に1万人以上が配置され今月に入って一部の戦闘参加が確認されている。死傷者が出たとの情報もある。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は切迫感を強めている。派遣されているのは北朝鮮の最精鋭で「暴風軍団」の異名を持つ第11軍団の特殊部隊の可能性があり、砲兵や工兵も含め多くは20代前半だと韓国は分析している。暴風軍団のルーツは1968年に韓国大統領府への襲撃未遂事件を起こした部隊で、朝鮮半島有事の際は韓国の首都ソウルなどでの市街戦に投入されるといわれている。韓国の情報機関は派兵の対価について1人当たり2000ドル(30万円余り)だとしたうえで「北では当局がかん口令を強いており派遣された兵士の家族は隔離されている」と指摘している。死傷したり、捕虜になったりする兵士の増加が予想され国内の動揺を防ごうと情報統制を厳しくしていることが考えられる。派兵の狙い:現代戦での実戦経験、ロシアからの軍事技術。韓国は極めて警戒。ユンソンニョル大統領は「朝鮮半島だけでなく、世界にとって深刻な脅威だ」としたうえで「北とロシアが軍事的冒険を中止しなければ実質的な相応の措置を取る」と述べた。ウクライナへ殺傷能力の高い兵器の直接供与も視野。非武装の要員をウクライナに派遣することも検討中。

キーワード
アレクサンドル・コズロフクルスク州(ロシア)ソウル(韓国)ユン・ソンニョルヴォロディミル・ゼレンスキー北大西洋条約機構朝鮮中央テレビ朝鮮中央通信火星19軽歩兵教導指導局韓国大統領府

高野洋解説委員の解説。米国・トランプ次期政権移行チームがトランプ氏と金正恩総書記の直接会談について「検討している」という報道。トランプ氏の返り咲きを北朝鮮はひとまず歓迎しているとみられるがすぐさま、対話局面に転じるとは考えにくい。金総書記は2019年の米朝首脳会談の決裂にひどく落胆し、米国への不信感を一層強めたといわれているから。その結果、北朝鮮は2021年から核ミサイル開発を加速。弾道ミサイルを多様化し核兵器の先制使用も辞さないと威嚇するまでになり、トランプ政権1期目とは状況が異なる。制裁解除と体制保証を引き出すため交渉力を高めようと当面は核戦力の強化を優先する可能性が指摘されている。専門家の間ではトランプ次期大統領が北朝鮮を事実上の核保有国と認める形でディール=取引を試みるかもしれず、国際的な核拡散防止体制に打撃を与えかねないと懸念する声も聞かれる。一方、韓国はトランプ氏の返り咲きに表向きは冷静。ユン大統領は「問題なくうまくやれるだろう」と述べ米国が核戦力を含む抑止力で同盟国を守る拡大抑止を維持したい考え。しかしながら不確実性が増すとみて身構えてもいる。在韓米軍の駐留経費を巡って政権1期目では韓国側の負担額を6倍に引き上げるよう求めた経緯がある。韓国政府は現行の協定の期限まで1年以上残して4月から米国側と次期協定を巡る協議を開始し2026年の負担について前年比8.3%の増額で先月合意。大統領選挙前の妥結を急いだ。トランプ次期大統領は、安全保障担当の大統領副補佐官に1期目で米朝交渉に関わったアレックスウォン氏を起用した。韓国外務省の高官は、韓国との事前調整なしに米朝交渉を進めないよう釘を刺している。

キーワード
アメリカ合衆国大統領選挙アレックス・ウォンキム・ジョンウンソウル(韓国)ドナルド・ジョン・トランプハノイ(ベトナム)ユン・ソンニョル大韓民国外交部朝鮮中央テレビ首脳会談
(ニュース)
これまでに入っている主なニュース

米国・トランプ次期大統領の政権移行チームは、閣僚や政権高官への起用が発表されていたメンバーに対し、脅迫や嫌がらせの行為が相次いだと発表した。

キーワード
ドナルド・ジョン・トランプ

国連の安全保障理事会の会合が開かれ北朝鮮に対して、ロシアに兵士を派遣したかどうか、答えるよう問いただす場面があった。

キーワード
国際連合安全保障理事会
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

貴州省のジオパークを駆け抜ける

ユネスコ認定の世界ジオパーク、織金洞世界地質公園は鍾乳洞や渓谷が連なるカルスト地形の観光名所。“この公園を走る唯一の機会”マラソン大会に1000人が参加。5kmから50kmまで、多様な景観をめぐるコース。“スポーツと旅行の融合”を目指す試みだという。

キーワード
世界ジオパーク国際連合教育科学文化機関貴州省(中国)
(告知)
魔改造の夜

魔改造の夜の番組宣伝。

SONGS

SONGSの番組宣伝。

時をかけるテレビ

時をかけるテレビの番組宣伝。

柏レイソル vs. ヴィッセル神戸

柏レイソル vs. ヴィッセル神戸の番組宣伝。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.