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東京電力福島第一原発の事故に伴って、葛尾村と飯舘村では村の一部に避難指示が出されているが、国は事業などの計画がある場合は放射線量が十分に低いと認められた場合に限って住民の帰還を伴わない形で避難指示を解除することにしている。これまでに2つの村には、県内の会社からそれぞれの“村内で発電などの事業を行いたい”と申請があり、このうち葛尾村の野行地区で午前9時に内閣府の担当者が解除を宣言し道路を封鎖していたゲートを撤去した。解除されたのは地区の一部の土地と道路など合わせておよそ20ヘクタール。また飯舘村の長泥地区でも堆肥製造施設を運用する事業者向けに、およそ6.2ヘクタールの避難指示が住民の帰還を伴わない形で解除された。葛尾村の篠木弘村長は風力発電所は村の復興に寄与するもので、残った地域の解除に向けても弾みとなり今後の期待も大きいと話していた。