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アメリカでは原発を活用しようという機運が高まっている。きっかけはIT大手の動き。アメリカではAIの利用拡大で、データセンターの電力使用量が、2023年から、2030年の間に、およそ3倍になるという予測もある。温室効果ガスの削減をすすめつつ、膨大な電力需要をまかなうために再生可能エネルギーだけではまかないきれなず、原発の電力使用に焦点が当たった。それがトランプ大統領の大統領令への署名につながった。AIや量子コンピュータなどの将来的な広がりを見据え、エネルギーの確保は重要だとし、原子力が先端技術にも電力を供給するとしている。原子炉の導入を促すために、参入障壁を下げる、新興技術の採用、再稼働を支援といったことで原子力発電を増やそうとしている。さらに新しい原発建設の許認可の期限を1年半以内に定める大幅な改革もある。原発の安全管理そのもを損なってはいけない。その動きは世界にどう広がるのか注視する必要がある。