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きのう北海道・美幌町では38.2℃を観測し、史上最高気温に。全国でも4番目の暑さになった。北海道ではきょうも帯広市で40℃予想も出る中、まだ夏休みに入っていない北見市立中央小学校では登下校時保護者に車で送迎するよう呼びかけ。きのうは熱中症予防のため北海道内の50校が臨時休校。254校で下校時間が繰り上げに。普段子供たちが集まる噴水では遊んでいる子が一人だけだった。そんな中涼をもとめて人が集まっていたのは図書館。北見市では13の施設を「クーリングシェルター」に指定。図書館の中には暑さにぐったりした人の姿も。北海道では家庭のエアコン保有率が6割ほどというデータもあり、多くの人が避難していた。北海道ではまさかのトラブルも。札幌市東区役所では今週月曜日からエアコンが故障し、復旧までに10日ほどかかるという。きのう北海道で熱中症の疑いで48人が救急搬送、90代の女性が死亡したという。また、JR石北線では緋牛内駅でレールが高温になりゆがむ恐れがでるため特急列車など12本が運休になった。北海道の視聴者からの「学校にはクラスに小さな扇風機が1台だけ、体育の授業のあとはサウナ状態」「うちの家は暖気を逃さないように断熱材で包まれているので余計に暑い」「連日暑すぎて乳牛や農作物のダメージも心配」などの声が寄せられている。
農家の頭を悩ませているのは生産量日本一のたまねぎ。暑さや雨不足の影響などで今年のたまねぎは例年と比べて小ぶりに。じゃがいもや牛乳など国内一の収穫量を誇る北海道。牛にとっても暑さは大敵。牛の夏バテで生産量の減少を防ぐために牛の飲水を氷で冷やすなど対策するという。襲った猛暑は今年の秋から冬にかけて全国に影響が出るという。