生きるとは 当事者の記録映画

2025年3月13日放送 5:16 - 5:22 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (特集)

映画「杳かなる」、あるALS患者の女性を3年半に渡り撮影したドキュメンタリー作品。少しずつ体が動かなくなる焦り、生と死の間で揺れ動く日々がありのままに記録されている。映画に出演した佐藤裕美さんは、7年前ASLと診断された。全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病”ALS”病気の進行以上に佐藤さんを苦しめたのは、社会の無理解だった。5年前ALS患者の女性に対する嘱託殺人の疑いで医師が逮捕起訴された事件、”動かない体で生きる意味がない”という女性の訴えに同調し、ネット上には”安楽死を認めるべき”という声が溢れ、佐藤さんは「生きていたいのに殺されてしまう」と感じたという。そんな佐藤さんを支えたのは、同じ境遇の仲間だった。先輩患者の岡部宏生さんは、文字盤を使い目の動きで一文字一文字佐藤さんへの言葉を紡いでいく。制作した宍戸監督は、映画では佐藤さんだけではなく多くの患者や支援者を撮影していた。人と人のつながりが大きな力になることを実感したという。佐藤さんは今、自ら難病の人も集える場所を作っている。


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