当事者不在「死」の議論への問い

2025年2月8日放送 17:37 - 17:41 TBS
報道特集 (ニュース)

先月29日、国会議員らを対象にした試写会で上映された映画「杳かなる」。全身の筋肉が徐々に衰えていく難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者を3年半にわたって記録した映画で、宍戸大裕監督は6年前、京都で安楽死を望んだALS患者を殺害したとして医師が逮捕された事件を受けて映画の撮影を決意。宍戸監督は「死の道が整えられていくことが本当に恐ろしかった」と語った。映画の主役で、7年前にALSの確定診断を受けた佐藤裕美さん。病気の進行によっては声が失われ意思疎通ができなくなる難病に不安を募らせながらもカメラでの撮影を許可した。しかし1年近くがたったころ今後の撮影はできないと監督に伝えた。佐藤さんの気持ちに寄り添ったのが同じALS患者の岡部宏生さん。障害者の権利向上を目指して呼吸器をつけて生きる道を選び、佐藤さんに「生きることを一緒に考えたい」と励ましてきた。1年の休止期間を経て佐藤さんは再び撮影を承諾。佐藤さんは休止期間中インターネットでの心ない書き込みに胸を痛めてきた。映画では当事者抜きに進められる安楽死などの死の議論に警鐘を鳴らしている。宍戸監督は「当事者が真ん中にいる社会にしていきたい」と語った。


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衆議院第一議員会館新宿(東京)京都府筋萎縮性側索硬化症K’s cinema杳かなる

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