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好調な業績が続いている生命保険業界では大手各社が去年に続いて賃上げを行う見通し。日本生命によるとおよそ2万4000人いる内勤職の社員について月額1万円のベースアップや賞与の増額定期昇給で平均5%程度の賃上げを行う方針で、きょうまでに組合側に回答。人事制度の見直しの対象となる一部の内勤職などはさらに賃金を引き上げるほか、営業職の職員も営業職の社員も固定給の増額や成果給の積み増しで平均6%程度引き上げる方針で、妥結すれば3年連続の賃上げとなる。第一生命ホールディングスは内勤職と営業職の社員およそ5万2000人を対象に月額1万円のベースアップや賞与の増額などを含め、平均でおよそ7%の賃上げを行うことで組合側と妥結した。明治安田生命も営業職や内勤職の社員およそ4万7000人を対象に賞与の増額などで平均5%の賃上げを行い、入社5年以内の内勤職の若手社員は特に賃上げ率を高めて平均8%以上とする方針。金利のある世界で好調な業績が続く中生命保険業界では人材の獲得に向けて処遇を改善する動きが活発になりそう。