- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 竹野大輝 吉岡真央 矢崎智之
オープニング映像。
ことしの春闘は、きょうが集中回答日。大手では、満額回答が相次いだ。会見で金属労協・金子晃浩議長は「全ての組合で賃上げを獲得している」と述べた。自動車や電機などの大手では、満額を含む高い水準の回答が相次ぎ、中には組合側の要求額を上回るケースもあった。大手自動車メーカーでは、トヨタ自動車は賃上げとボーナスの要求について総額を満額回答した。満額回答は5年連続。電機メーカーでは、NEC、日立製作所、富士通が、ベースアップ相当分として、月額1万7000円の賃上げで満額回答した。食品飲料メーカーでは、飲料大手・サントリーHDが、平均で約7%の賃上げで妥結したほか、食品大手・味の素は3年連続で6%程度の賃上げをすることで妥結。化学メーカー大手・三菱ケミカルは、組合の要求を上回る回答となった。ことしの春闘では、おととしと去年から続いてきた賃上げの勢いを定着できるかが大きな焦点で、連合が全体で5%以上の賃上げを求める方針を掲げていた。
大手企業では高い水準の賃上げが続いているが、今後の焦点は、その流れが日本の企業の7割を占める中小企業に波及するかどうか。いま現場で何が起きているのか。茨城・神栖の従業員約100人の運送会社の労使交渉に密着。今月3日、ことしの労使交渉に向けて組合員が集まった。過去2年の春闘での賃上げは、いずれも月額1万円以上の要求に対し、1000円余だった。交渉を担う組合側・田谷年孝書記長、松崎洋執行委員長。ことしは月額1万5500円を要求することを決めた。連合が中小企業に示す6%以上の目標に足並みをそろえたものだ。
組合側・田谷年孝書記長、松崎洋執行委員長が、要求書の提出に向かったが、経営側・信田直人取締役は「厳しいところもある」、渡邉良本社営業所長は「朝むだに(エンジンを)かけている。そういったことを改善してくれないと」と語った。経営側は、満額回答は難しいと感じていた。会社が抱える事情。今年度、取り引き先への価格転嫁の交渉に取り組み、27年ぶりに運賃など全体で1割ほどの値上げを実現。しかし燃料費などのコストが、ここ数年で3割ほど増加。今回は、国の最低賃金の大幅な引き上げの影響も。時給換算の基本給が最低賃金に近づいてしまったため、去年春闘とは別に基本給を2万円上げた。この状況で大幅な賃上げは難しいという。要求の3日後、経営側からの引き上げ案が示された。その額は2000円。月額基本給の1%にとどまるものだった。組合員の中には、交渉の行方を切実な思いで見守っている人がいる。3人の子育て中の黒津健太さん。お米など、食費の高騰が家計を圧迫しているという。
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最終的な賃上げはどうなるのか。きのう運送会社・小林正社長も出席して始まった交渉。小林社長は「運転手の不足、労働時間の制約、ことし正念場を迎えるのではないか」と述べた。経営側・信田直人取締役は「ベースアップ平均2.5%、5000円でいかがか」と述べた。組合側・松崎洋執行委員長は「もう少し上乗せしてもらいたいが、会社の事情もある」と述べた。今回妥結した月額5000円の引き上げ。組合結成以来、最大の額となった。賃上げの鍵といわれる価格転嫁を実現しつつも、なお厳しい事情というのが見えた。中小企業の賃上げを巡っては、先ほど行われた政労使会議で、石破首相は「政策を総動員し、適正な価格転嫁や生産性の向上などに取り組む考え」を示した。多くの中小企業の交渉は、これから本格化する。社会全体に賃上げを定着できるのか、まさに正念場を迎える。
アメリカ・ルビオ国務長官は記者団に対し「われわれはきょう、彼らと接触する」と述べて、12日にロシア側と接触すると明らかにした。その上で、ルビオ国務長官は「直接ウクライナは戦場の活動をすべて停止し、恒久的な停戦に向けた交渉のプロセスを直ちに開始する用意があると伝えて、彼らの反応を見たい」と述べた。
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東北新幹線の連結部分が走行中に外れた問題。連結した状態での運転を再開するのを前に、盛岡駅で試験走行が行われた。原因は電気的な異常と見られることから、JR東日本は異常が起きても連結部分が外れないよう、関係する機器のレバーを金具で固定し、連結での試験走行を行った。結果を確認したうえで、あさってから順次連結での運転を再開し、15日から通常どおりの運行に戻すことにしている。
ドジャース・佐々木朗希投手が開幕前最後のオープン戦で好投。東京での開幕シリーズの第2戦に先発することが決まった。オープン戦:ドジャース10−4ガーディアンズ。佐々木投手は2回目のオープン戦は先発のマウンド。4回をわずか41球でヒット1本に抑え、2試合連続の無失点。佐々木投手は「反省点も出たので、開幕に向けて調整したい」とコメント。バッターとして開幕を迎えるドジャース・大谷翔平選手は、1番で先発出場。1回、オープン戦で試験的に導入されたロボット審判を初めて申告。ストライクの判定が覆りボールとなった。大谷選手は3回打席に立ち、フォアボールを2つ選んだ。ドジャースはこのあと日本へ向かう予定。
カブスは、オープン戦を終えると鈴木誠也や開幕投手・今永昇太などが一足早く日本へ出発。今夜、東京に到着する予定。
チームの顔といえる存在になった、才木投手。今でも忘れられないのが、大谷選手との対戦だという。おととし行われた日本代表の強化試合で、大谷選手の第2打席にてホームランを打たれた。相手が大谷選手であっても負けたくないと、悔しさを原動力に努力を重ねてきた。昨季はリーグ2位の13勝を上げリーグでも屈指のピッチャーに成長を遂げた。2年後しにやり返すチャンスが巡ってきた、藤川監督から今月16日のドジャースとの試合で、先発投手に指名された。再戦のカギは”フォークボール”昨季もバッターに見極められる場面があり、改善の必要があると感じていた。キャンプではフォークボールの軌道にこだわって、調整を続けた。”余分な横回転”が軌道のブレにつながるため、計測機器で1球1球回転方向を確認。力が偏らないよう感覚を研ぎ澄ませる。今月9日のオープン戦、巨人を相手にキャンプの成果を試した。大谷選手との再戦に磨き上げた決め球で臨む。
プロ野球オープン戦、西武・今井達也投手が先発。今井投手は2年連続開幕投手に決まっている。試合は、阪神vs西武で今井は4回無失点の好投だったが、3-2で阪神の勝利となった。
DeNAはドラフト1位のルーキ、竹田祐が5回からオープン戦初登板。この回2失点の竹田は、イニング途中でマウンドを降りるほろ苦いデビューとなった。試合は広島vsDeNA、6-2で広島の勝利となった。
全日本選手権4連覇の橋本大輝選手は、得意の帳場で軸の安定した姿勢で高得点をマークした。大会5連覇に向け、更に完成度を高めるとのこと。
競泳・池江璃花子選手が、20日に開幕する日本選手権を前に練習を公開した。フォームを丁寧に確認しながら、ゆったりとしたペースで泳ぎ、約1時間半調整した。日本選手権は世界選手権の代表選考を兼ねていて、池江選手は4種目に出場する予定。池江選手は「(年齢が)下の子たちが伸びてきている。若さに負けないようなレースをしたい」、3年後の五輪に向けては「自分にとっては集大成。五輪で結果を出すという気持ちに切り替えられるような結果を出していけたら」と語った。