NHKニュース おはよう日本 くらしりSP
ソムリエ・田崎真也が各地の食材と出会いお酒に合う究極の一皿を作る。第5弾の舞台は埼玉県秩父市。秩父は関東圏有数の酒どころ。訪ねたのは老舗の酒蔵。蔵の一部が資料館として一般開放されていて秩父の酒造りの歴史を知ることができる。秩父で酒造りが盛んな理由は豊かな水。更に盆地特融の朝晩の冷え込みも秩父でおいしいお酒ができる理由に一つ。9月に仕込んだ新種は今が初搾りの時期。去年開発した黒ビールの原料には酒かすや米ぬかを活用。続いて訪ねたのは牧場。秩父で出る酒かすや米ぬか、梅酒づくりに使われた後の梅などをブレンドしたエサを牛に与えている。秩父ならではのエサを食べて育った牛乳を使ったモッツァレラチーズを堪能。最後に訪ねたのは秩父で大事に守られている幻の食材「太白芋」。地元では100年以上前から栽培が始まって昭和の食料難の時代、人々の暮らしを支えてきた。その後、品種改良が進み収穫量の少ない太白芋の栽培は衰退。多くの農家が一旦生産をやめる中、生産者・飯島茂さんの父・久さんが生産を守り続けた。今では14人の生産者が大事に栽培している。
ソムリエ・田崎真也が秩父の食材と出会いお酒に合う究極の一皿を作る。今回は未来のポテトサラダ。太白芋を輪切りにして牛乳などで煮る。7~8分経ったら水気を切り皿の上へ。芋の上にマヨネーズをつけモッツァレラチーズを乗せトースターで焼く。続いてソース作り。太白芋を牛乳で煮て塩胡椒で味を整えピューレ状に。温めたソースを伸ばし、その上に芋を乗せたら「日本酒に合うホワイトポテトサラダ」が完成。続いて太白芋をコーヒー牛乳で煮る。先ほどと同じように芋の上にマヨネーズをつけ、モッツァレラチーズの燻製を乗せ焼く。その後皿に盛り、コーヒーとココアを混ぜたソースをかけたら「黒ビールに合うブラックポテトサラダ」が完成。試食したアナウンサーは「燻製のチーズが良いアクセント」などとコメントした。ホワイトポテトサラダは他にも日本酒やカモミールティーと、ブラックポテトサラダはアールグレイが合うという。