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鈴木智子氏が解説。コンビニ業界は大きな転換期を迎えている。これまで身近さと便利さを売りに成長を続けてきたが、ミニスーパーやドラッグストアなども品揃えと店舗数を拡大させており競争が激しくなっている。さらに実店舗とオンラインをつなぐオムニチャネル化も進んでおり、24時間いつでもどこでも買い物することが可能になっている。いわば身近さと便利さはコンビニの優位性ではなくなりつつある。そのためコンビニという業態の存在意義の見直しが求められている。ファミリーマートは創業以来地域社会をファミリーと考え、便利さの提供とともに地域の社会課題の解決にも取り組んでいる。中でも「ファミマこども食堂」や「ファミマフードドライブ」など食を通じた地域の支え合いに力を注いでいる。今回の取り組みは、ファミリーマート側にとっては長く愛され続けるブランド作りに貢献する可能性がある。子ども時代に経験した味や楽しい思い出は、大人になってもそのブランドへの親近感や信頼感を維持する効果が期待できる。