列島ニュース 徳島局 昼のニュース
徳島県によると昨年度、県内で捕獲されたイノシシとシカ、サルの数は計2万8208頭で、前年比で7100頭余上回り、県がデータを確認できた平成5年度以降で最多となった。このうちイノシシは7330頭、サルは2186頭で、どちらも前年の2倍以上に増えた。また、農作物の被害額は8600万円余にのぼり、前年から1割ほど増え3年ぶりに増加。県は捕獲数が増えた背景についてサルを群れごと捕獲できる大型わなの設置や狩猟者の育成など、これまで実施してきた対策の効果とする一方、中山間地域の過疎化や温暖化の影響で生息域拡大により個体数が増えているおそれがあると分析している。
