篠山紀信さん(83)希代の写真家の哲学

2024年12月22日放送 22:29 - 22:35 フジテレビ
Mr.サンデー 追悼 時代を“映した”スターたち

ジョン・レノンの生前最後のアルバムのジャケット写真。撮影したのは写真家・篠山紀信。半世紀以上にわたり、時代を象徴する人物を取り続け1991年には当時人気絶頂だった宮沢りえのヌードを撮り、累計発行部数165万部超えという社会現象を巻き起こした。彼の写真はなぜそれほどまでに世の中を熱狂させたのか。篠山の言葉の数々を身を持って経験した女優がいる。今年70歳になった水沢アキ。17歳でデビューし、芸能界を駆け抜けた彼女の約半世紀を篠山はフィルムに収め続けた。そして65歳で、これまでをまとめた写真集の出版が決まったときに水沢は衝撃を受けたという。表紙に選ばれたのはまるでカメラを睨みつけているような19歳の顔。篠山はそこにどんな思いを託していたのか。
1959年大学の写真学科に入学し、カメラマンとしてのスタートラインに立った篠山だったが、在学中あろうことか広告制作会社に就職してしまう。大学の動機で篠山とともに日本の写真界を牽引してきた写真家・沢渡朔は「強い気持ちが彼の中にある。一番になりたかったんじゃないか」などコメント。そんな篠山の強い意志は、ブラジルのリオのカーニバルで進化を遂げる。その写真にはまるで汗のニオイまで閉じ込めたような人間の本当の姿が刻まれている。それからの篠山は雑誌文化の隆盛とともに次々と一瞬の表情の鮮烈さを映し、写真の新時代を切り開いていく。そして、当時19歳だった水沢の強烈な眼差しも篠山が見つけた彼女の本当の魅力だった。写真を愛し本物の刹那を取り続けた稀代の写真家。


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