ワールドビジネスサテライト (ニュース)
米国大統領選挙に向けて開かれたバイデン大統領とトランプ氏の初のテレビ討論会。激しい非難の応酬となった。バイデン氏はトランプ政権での経済状況を振り返り、批判を展開し「経済が崩壊し仕事がなかった。失業率は15%まで上昇しひどい状況」などと話した。対するトランプ氏はインフレが国民の生活に打撃を与えていると反論し「唯一の雇用は不法移民のためのものでひどい仕事ぶり。インフレは国を滅ぼしている」などと話した。これに対し、バイデン氏はトランプ氏の経済政策が富裕層向けだったと批判し「トランプ政権の経済政策が富裕層のためだと気付いた。2兆ドルの減税を行い、どの大統領より財政赤字を拡大させた」などと話した。一方、討論会でバイデン氏は終始、声がかすれ気味になりさらに言葉に詰まる場面もあった。今回の討論会について、CNNの世論調査では67%が「トランプ氏の勝利」と回答し、バイデン氏の33%を大きく上回った。